年明け早々に起きました令和6年能登半島地震に見舞われた皆様、心よりお見舞い申しあげます。
厳寒のなか余震が続いており、どんなにか不安と緊張の日々かと思います。

被災された会員の皆様におかれましては、御自身や御家族の被害への対応のみならず、勤務先の子供たちの安否確認等の対応に大変な御苦労をされているのではないかとお察しいたします。
年始の休み明け、子供たちの登校、学校再開を控え、緊張状態が続いていることと存じます。

何より、被災した子供たちは今、空腹感に耐え、極寒に耐え、暗闇に耐えつつ、これらからの回避を望み、まずは生きていくための、ぎりぎり生命を維持するための欲求を満たすことに精一杯かと思います。
この時期を過ぎ、家族や友人、ペットなどとの突然の別れ、家屋、家財の損失等の現実と向かい合ったとき、潜在していた心の中にあった、寂寥感、喪失感等々に見舞われると思います。
そしてそれは、心と体に傷として残り、子供たちの成長に計り知れない影響を及ぼす心配があります。
被災者でもある皆様が、子供たちのこころのケアを担うことは大変な御苦労であることも心配しています。
そのときこそ、「心と体への対応」を担う養護教諭の行う健康相談に大きな期待が寄せられます。

被災された会員の皆様は、心身共に疲労され、限界に近い毎日かと思います。

どうぞ忘れないでください。
多くの仲間が、今、助け合わなくてはいけないと思っていることを・・・。

メディアからは、避難所で「泣いていてばかりいても仕方がない。生きているのですからこれからのことを考えます。」「助け合えば、頑張れます。」等々、希望をもって生きている姿に感動をいただいています。
希望をもって前を向いて少しずつ歩いてきましょう。
そして、自身の健康も大事にされてください。

今後、新学期を迎え、復興に関して多くの課題を長期的に抱え、教育活動に立ち向かうこととなります。
日本健康相談活動学会として、何ができるかを考えています。
例えば、
●本学会出版「『オンライン健康相談』マニュアルQ&A」の紹介
●被災時の子供たちの「心と体の健康観察」などの資料の提供
●震災時の養護教諭は何をどのようにしたらよいかなどの講師の紹介
●避難場所となった場合の保健室、被害にあった子供の担任等のサポート  
等々です。
どうぞ、学会事務局に御連絡ください。最大限のサポートをさせていただきます。

急ぎ、すぐに役立つ文献として、文部科学省:子どもの心のケアのために -災害や事件・事故発生時を中心に-をお伝えさせていただきます。

日本にいる誰もがこの苦しみを共有し「今、自分ができることは何か」を考え、日々被災された皆様へエールを送っています。
支援を希望することを遠慮なく御連絡ください。

【支援の御希望】
以下の本学会メールアドレスから御連絡ください。
kenko-soudankatsudo★jahca.org(★を@に変えてメール送信してください。) 

令和6年1月5日(金)
一般社団法人日本健康相談活動学会 
理事長 三木とみ子、理事・監事・幹事一同